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仕事について

三須 大地

建築部2014年新卒入社

すべてできる。
だから、面白い。

この5年間で様々な施工現場を経験しました。小学校や中学校の改修工事、商業施設やホテル、工場の新築工事など、それぞれに難しさがあり、それぞれに面白さがありました。また、現場が変われば、現場を取り仕切る現場監督(所長)も変わります。所長によって得意不得意もありますし、仕事の考え方も違う。振り返ると、意見がぶつかって喧嘩した所長もいましたが、現在の自分の仕事のスタンスに大きな影響を与えてくれた所長も少なくありません。たとえば、「現場では同じ道を歩くな」という教えは今も守っています。異なるルートを通ることで、工事の進捗確認や問題箇所の発見もできる。「脳みそがあるんだから、考えろ」という言葉も響きましたね。もちろん、仕事に対する考え方だけではなく、具体的なアドバイスも数多くもらいました。入社5年目に初めて所長を任されたときは、様々な所長たちに聞きまくりましたね。何せ、自信がありませんでしたから(笑)。ただ、どうせ所長をやるなら、1日でも早いほうがいいと思い、入社時から所長として必要な施工管理士の資格は最短での取得を目指していました。ちなみに、大手だとなかなか5年目で所長を任せていただける会社は少ないと思います。また、中小企業の建設会社は、大手ゼネコンの現場に比べて規模も小さいし、難易度も低いのではと思われがちですが、実際は違います。大手は構造や外壁、内装など、それぞれの工事ごとに責任者が立つことが多く、その部分のエキスパートになることがほとんど。一方、加和太のような中小企業はすべての工事を一人の所長に任されるため、学ぶことは膨大に増えますが、やりがいも大きく、技術者としての腕も上がる。「なんでも知っている所長」を目指すには、近道だと思います。

様々な人たちの力を借りながら、
完成を目指す。

初めて所長として臨んだ現場は、「川の駅」と呼ばれる河川防災ステーションの建屋です。地盤の問題もあり、地下50メートルもの深さまで計6本の柱を埋めなければならず、最初に任される工事としては難易度も高く、予算も大きいものでした。正直、プレッシャーも大きかったですね。また、工事の一部には会社としてあまり施工する機会のないものもあり、そういった部分は先輩に聞くだけでは解決できません。自分なりに調べたり、考えたりしながら形にしていく力が求められました。設計者の意図をくみ取りながら、現場でどう納めれば上手くいくか。自ら書いた施工図をもとに職人さんたちに指示を出していきました。小さな失敗はありましたが、その都度、柔軟にやり直し、完成したときはうれしかったですね。自信になりました。現在は、加和太とお付き合いの長いお客様の施設新築工事の所長を担当しています。過去には先輩たちも担当してきた工事。今回もお客様の期待に応えられるよう、職人さんたちと力を合わせて進めていきたいですね。まあ、所長一人じゃ、何もできませんから。職人さんたちあっての現場。だからこそ、彼らに損をさせないよう、しっかり段取りを組み、気持ちよく腕をふるってもらうことが大切。職人さんたちの意見も聞きながら、最高の現場にしたいですね。

誰も経験したことのない工法に
挑戦したい。

今後の目標はまだ誰も経験したことのない施工方法に挑戦すること。通常、地域の建設会社であれば、あまりリスクのある選択をしないと思うのですが、加和太は違います。そのやり方を選んだほうが、より良い結果になるのであれば選びますし、何より、「面白い!」と思えるものに挑戦する風土があります。現在、自分もプロジェクトメンバーとして関わっている加和太の新社屋の建て替えも、そう。有名な設計事務所から上がってきた図面や模型はものすごく格好いいのですが、「これ、どうやってつくるんだろう…」と思う箇所がたくさんあります。もちろん、つくるのは、私たち。自分がどのような形で携わるかはわかりませんが、会社としての新しい挑戦に参加できるのは楽しみですね。この仕事は、答えがない仕事。目の前の一つひとつの課題に悩み、工夫しながら、あきらめず向きあえる人と働きたいですね。

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