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加和太建設の10年後の主役たちへ

売上1000億円、社長100人を輩出する加和太グループへ。
私たちの本気の挑戦を一緒になしとげませんか。

“まちづくり”とひと口に言っても、そのアプローチは千差万別です。加和太建設では、「世界が注目する元気なまちをつくる」という大きな志を実現するため、現在、「10年後、売上1000億円、社長100人を輩出する加和太グループへ」という新たな目標を立ち上げました。では、加和太の目指すまちづくりでは、なぜ1000億円の売上が必要なのか。どうやって100人の社長を輩出していくのか。これから入社してくる仲間に対して期待することは何か。社長である河田亮一自身に語ってもらいました。

河田亮一/加和太建設株式会社 代表取締役。1977年生まれ、1993年 三島市立中郷中学校卒業。1993年 The Colorado Springs School入学、1997年 Institut auf dem Rosenbergへ編入・卒業、2002年 一橋大学経済学部卒業。その後、株式会社リクルート、株式会社三井住友銀行を経て、2007年 加和太建設株式会社に入社。2015年より代表取締役を務める。

民間企業もリスクをとり、まちづくりを担っていかなければならない。

まちづくりは国や地方自治体といった行政だけで進められるものではありません。とくに、今後の地方のまちづくりは行政と民間企業、市民が一体となって進めていく必要があります。そもそも、行政の担ってきたまちづくりの役割は、民間企業が手を出しにくいリスクの高いもの、収益を生みづらい事業に取り組むこと。たとえば、まちに観光客や移住者を呼び込むためのイベントを企画したり、空き家を利活用してもらうための補助金の制度をつくったり。儲かるか、儲からないかはわからないけれど、まちを活性化するためのきっかけとして必要な事業です。しかし、現在の地方行政は人材的にも財政的にも体力がなくなってしまっています。そうした中、限りある人材や財政は人の生命に関わる医療福祉や介護に優先して回されるため、まちづくりへの投資はどうしても後回しになってしまうのです。だからこそ、民間企業側がもっと自分たちでリスクをとってやっていかなければなりません。そして、そのリスクを取るために会社としても財務面の体力が必要になるというわけです。具体的には、静岡県東部の行政予算の中で、まちづくりにかけている額は年間約100億円程度。そこで、加和太もグループとして1000億円規模の売上で100億円の利益を出し、そのぶんをまちづくりに投資できるくらいの経営基盤にしたいと考えました。ちなみに、10年を期限として設けたのは、地方のまちづくりの猶予がそのくらいしかないということ。行政も、まち自体も、体力が底をつき始めてしまったら、もう新しいことは始められません。

1000億円の売上から100億円をまちづくりへ投資するイメージ

大社の杜みしまの取り組みをきっかけに、ノウハウと実績を積み重ねてきた。

通常、行政が担うようなまちづくりの事業を、加和太として挑戦しようと本気で取り組み始めたのは2013年頃です。この頃はまだ三島に限った話でしたが、「このまちを好きになる人を増やすため、まちの中に素敵な場所を増やそう」と考え、歴史ある三嶋大社の門前に自分たちで土地を購入し、建物を建て、テナントを集め、施設全体の運営に初めてチャレンジしました。それが、「大社の杜みしま(2019年11月末閉鎖)」という施設です。この経験がきっかけとなり、加和太の中に運営のノウハウがたまり始めました。さらに、私たちはシブヤ経済新聞の展開する「みんなの経済新聞ネットワーク」に加盟し、「伊豆経済新聞」の発行もスタートさせ、地域の経済情報を伝えるインターネットメディアを持ちました。その結果、新しいネットワークが生まれ、この地域の面白い人たちとのつながりが増えました。この2つの取り組みが、その後の「伊豆ゲートウェイ函南」という道の駅のPFI事業(行政が直接施設を整備せず、民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法)の入札に代表企業として参加する流れをつくっていったのです。

いざ、仕組みづくりから関わるようになると、地域のまちづくりの課題もより鮮明に見えてくるようになりましたね。民間企業である我々がまちづくりに参加することで、より付加価値をつけられることもわかってきました。静岡県駿東郡長泉町の桃沢野外活動センターや富士宮市のブルワリーレストランもその流れ。行政の持っている土地の活用方法を、民間企業が提案し、今のような施設を開設することができたのです。さらに、加和太では三島の魅力を発信するフリーマガジン「ハレノヒ」の発行やシェアサイクル事業「ハレノヒサイクル」、静岡県東部のこだわりの店舗を集めた「ハレノヒマルシェ」といった活動もスタートさせました。どれも広告などは一切入れていません。ただ、まちの魅力を高めたり、発信したり、つないだりするもの。普通なら行政が担当する事業ですよね。でも、民間企業がリスクを取り、行政や他の企業、地域の人たちと手を組むことで、より良いものにできますし、私たちの目指す「世界が注目する元気なまち」という目標にも近づくことができるのです。今後もこのまちづくりのアクションは継続して続けていきます。そして、その主役の一人として、ぜひ、皆さんにも活躍してほしいと考えているのです。

三嶋大社前の「大社の杜みしま」。カフェやレストランなど、おしゃれでユニークなお店が並び、ウッドデッキでは季節の移ろいとともに様々なイベントが開催されていた。
三島のきっかけマガジンとして年4回発行しているフリーマガジン「ハレノヒ」。「三島のまちの魅力を多くの人に伝えたい」「このまちを誇りに思うきっかけになってほしい」という想いが詰まっている。
2019年よりスタートした「ハレノヒ マルシェ」。静岡県東部の新鮮な野菜や果物、オリジナルのフードやドリンク、こだわりのアクセサリーなどたくさんのお店が並ぶ。

「100人の社長を輩出したい」という目標に込めた想い。

とはいえ、この年間100億円規模のまちづくりというのは加和太建設が単体でやれる数字ではありません。このまちの未来のことを真剣に考える様々な企業とのつながりの中で実現していく必要があると考えています。だから、「100人の社長を輩出したい」という想いの中には、当社から独立して起業する人たちを増やすだけでなく、すでにこの地で「このまちを元気にしたい」と事業を営んでいる経営者たちとの連携を深めたいという意味も含まれています。また、同時にもう一つ想いがあります。経営者の中には地域の未来を考えている方ばかりではありません。家業だから何となく続けている二代目や社員を自分の利益のためだけに働かせている経営者も少なからずいます。こうした企業で働く社員は元気になりませんよね。結果、まちの元気もなくなる。だから、私たちと志を同じくする新しい会社をもっと増やすことで、この地でいきいきと働く人たちを増やしたいという狙いもあるのです。あとは、個人的な話ですが、私自身、加和太に入社して8年目に社長になりました。もちろん、それまでも主体的に仕事をしていたつもりでしたが、やはり、社長になったから見える世界や、出会える人って違うんですよね。それによって、自分自身が大きく成長させてもらえたなという実感もあり、社員にもこういう経験、成長の機会を提供したいと考えています。社長になるって、成長する究極の機会ですからね。現在は社外から一緒にやりたいという人は増えている一方、まだ社員から起業した人はいません。この辺りは、私自身、社内に向けてももっと強くメッセージを発信していく必要があるでしょうし、これから加和太建設を受けようという人にはぜひ伝えたいことですね。

地域の社会課題を解決したい人、成長意欲の高い人を待っている。

最後に、これからどんな仲間と働きたいかということですが、まず、自分が働くことで地域をより良くしたい、社会課題を解決したいと考えている人は向いていると思います。静岡県東部のこの地は、行政と民間企業、地域の人々の距離が近く、まちづくりを一緒になって進める土壌があります。まちのいたるところに歴史や文化も残っていますし、富士山や湧水群、伊豆半島など、世界にアピールできる豊かな自然環境もある。こうしたリソースを生かしながら、より良いまちづくりに挑戦することができます。また、その一方で他の地域でも抱えているような地域の高齢化や空き家、防災の問題といった社会課題も事欠かない。この地で社会課題の解決に向けて取り組むことで、日本、世界のまちづくりにも影響を与えるような仕事ができると考えています。それから、やはり成長意欲の高い人ですね。仕事を通して、自分を成長させたいという人には向いている会社です。ただ、自分のことだけを考えている人はダメです。誠実さ、明るさ、前向きさを持った上で、みんなで課題解決に取り組みたい人、その途中の苦しいプロセスも一緒に楽しめるような仲間と働きたいですね。

加和太建設の事業フロー

そういう人であれば、加和太は限りなく成長の機会を提供します。そもそも課題を解決するためには、まず、この地域の現実を知ることと同時に、「こうなったらいいな」という未来を想い描く力が必要です。この想像力には遊び心も欠かせません。たとえば、日本中、世界中の素敵なまちや取り組みを知ることで、初めて目の前の現実とのギャップが見え、取り組む課題も見えてきます。現実だけを見て、「あれが足りない、これが足りない」と悲壮感ばかりを抱きながら課題解決に取り組むことは本質的な解決につながりませんし、第一、周りの人も付いてこないですよね。だから、私たちは現実を知る機会と、理想の未来を思い描くための機会の両方を提供したいと考えています。さらに、たとえば「いつか起業したい」と考えている人に伝えるのであれば、加和太では事業全体を学べる機会が数多くあります。情報を入手する→企画する→土地・材料を仕入れる→建てる・つくる→集める→運営する→販売するといった事業に必要な全フローが一つの会社の中で完結しているため、リアリティのある経験を若いうちから積むことができるのです。こうした事業の仕組みを理解し、予算管理、ファシリテーション能力、マネジメント能力といったビジネススキルを積めば、当社の事業を通してやりたいことが見つかった時、その部分をスピンアウトして新たな事業会社を設立することもできます。もちろん、私たちの会社の中でずっとキャリアを重ねていきたい方も大歓迎です。10年後といわず、5年後、3年後の主役となる皆さんへ。私たちと一緒に、世界に注目される元気なまちをつくりましょう。

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